「子供のように、神の御業を期待しよう」
マルコの福音書10章13-16節
記: 西原智彦
日本では、11月15日を中心とした七五 ・・・

子供たちを愛されるイエスさまの絵・・・
30分42秒 (7.0 MB)
日本では、11月15日を中心とした七五三という行事があります。これは旧暦の11月15日には鬼が出歩かないとされ、収穫感謝と共に、3,7歳の女の子と5歳の男の子の成長と加護を氏神に祈ったことに由来があるそうです。季節毎に収穫をもたらし、子供たちを成長させてくださる神は確かにおられます。しかしその神は、集落単位でまつられるべき小さな神ではなく、また、鬼という空想の生き物の前に力のない弱い神ではありません。天地万物、人間をも創造し、支配し、完成される、力ある三位一体の神です。
しかしその力ある真の神は、無理矢理に人をコントロールされるお方ではありません。力ある神の御業をひたすらに期待し、謙遜に受け止める人にだけ、真の神は働きかけるのです。実に不思議なお方です。
イエス・キリストの弟子たちは、イエスこそイスラエルを救う力ある救い主だと信じ、福音宣教の働きに忙殺されていました。そんな忙しい最中に、ある人々が子供たちをイエスのみもとに連れてきて、祝福を願いました。エジプトの記録によると、当時の子供が12歳になるまでに死亡する確率は50%で、経済的に子育てが不可能と思われる場合には子を捨てる異邦人も多かったそうです。社会的にも、経済的にも、働きの面においても、子供は価値が無い存在と思われていたので、忙しい弟子たちは、子供をつれてきた人々をしかったのです。
しかしイエス・キリストは、そんな子供たちを祝福されました。いや、それ以上に、社会的、経済的、働きの面において無力な者こそ、力ある神の御業をひたすらに期待し、謙遜に受け止めることができるのだ、とおっしゃるのです(1コリ1:18-29参照)。私たちは神の国を建設する立場にあるのでなく、神の国を謙遜に受け入れる立場にあるのです。
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