<< Next Prev >> 2007年12月16日の集い

「ヨセフのように、神に従う人になりましょう」

マタイの福音書1:18-25

記: 西原智彦

若者の倫理観の低迷を象徴する言葉 ・・・

今日の子供ショートメッセージは「・・・

若者の倫理観の低迷を象徴する言葉に「できちゃった結婚」があります。婚前交渉により妊娠したので急遽結婚することです。社会の風潮としては否定的な意見が大半です。しかし実際には、日本での第一子出産数のうち、26%以上ができちゃった結婚による子であり(2000年厚労省『出生に関する統計の概況』)、20~24歳の女性の場合は約58%、15~19歳では約82%にのぼります。生まれ出る子供に非はなく、許容せざるを得ない現状です。しかし新約聖書によれば、性交は夫婦間にのみ許されており(1コリ7:4)、旧約聖書の時代には慰謝料を払って結婚する責任がありました(申命記22:28,29)。もし相手が既婚者ならば死刑です(22:22-27)!婚前交渉は結婚に至らない場合も多く、社会から結婚の意義を喪失させ、既婚者との不倫を助長しかねません。

ヨセフにとって、婚約相手のマリヤが聖霊により身重になったことは、受け入れがたいショックだったことでしょう。受胎告知を受けたマリヤ(ルカ1:26-38)は、おそらく、ヨセフに事実を告げ、ヨセフは聞き流したのでしょう。しかし、親類のエリサベツのもとで3ヶ月暮らして帰ってきたマリヤ(1:56)の姿を見たとき、マリヤの妊娠を認めざるを得なくなりました(マタイ1:18)。婚約相手が誰かの子を妊娠!信じがたい状況下において、ヨセフは徹底的に神に従う行動をとるのです。

第一にヨセフは「聖書こそ人生の規範」と決意して神に従いました(1:19a)。当時のローマ法において離婚は至極当然の権利でした。しかしヨセフは旧約聖書に従って、厳しい離婚の手続きをとる決心をしたのです。第二にヨセフは、正義と共に愛をもって神に従いました(1:19b)。公けに離婚すれば花嫁代の返金請求ができますが、マリヤは再婚不可能な子持ちの姦淫の女となります。そこでひそかな離婚という愛のある方法を選択したのです(民5:12-31)。第三にヨセフは、増し加えた神の御言葉の知識で、自分の意思と感情を留めて、神に従いました(マタイ1:20-25)。ヨセフは御使いの言葉を聴いたとき、一度掲げた男の決断をあっさり引っ込めます。社会の冷ややかな視線を一生浴び続ける道を選ぶのです。

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