<< Next Prev >> 2008年5月4日の集い

「積極的に、教会に調和を生み出しましょう」

ローマ人への手紙14章13-23節

記: 西原智彦

ローマ諸教会にいたユダヤ系クリス ・・・

26分29秒 (6.1 MB)

ローマ諸教会にいたユダヤ系クリスチャンは、主イエスを信じながらもなおモーセ律法を尊ぶ「信仰の弱い人」(14:1)でした。一方、異邦人クリスチャンは主イエスへの信仰だけで歩む「力のある者」(15:1)です。パウロは14:1-15:13において、両者が調和して教会を形成するよう命じます。そのためにパウロはまず消極的な方法として「信仰の友を裁くのをやめよ」(14:1-12)と命じました。続く14:13-23では積極的に教会に調和を生み出すように、3つの具体的方法を記すのです。

第一の方法は、弱い信仰の友をつまづかせない決意をすることです(14:13-15)。原語では13節の「さばく」、「決心する」は同じ単語で、状況を見極めた後に下す行動を表します。友の弱い信仰を見極める点においては違いがありません。しかし実際にとる行動と、信仰の友への影響は格段の違いが生じます。主イエスは弱い信仰者のためにも死んでくださったのですから、愛ある決心をすべきです。

第二の方法は、信仰の本筋でないことに固執しないことです(14:16-18)。神がくださる義、平和、喜びに満たされ、神に喜ばれ、人々に尊ばれる・・・これこそ信仰の本筋であり、教会の柱です。抜きん出た信仰の強さによって善悪を判断することに固執して、結果的に教会に冷ややかな罵り合いをもたらしてはいけません。

第三の方法は、互いの信仰の成長を追い求めることです(14:19-23)。強い信仰であれ、弱い信仰であれ、神がよしとされるのであれば問題ありません。信仰の弱い人に疑いを抱かせながら、不相応な強い信仰の行為を強制することこそ罪なのです。神が一人一人にふさわしい霊的成長をうながされるのですからそれを破壊してはいけません。

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